このページでは『1億人の英文法』の使い方をまとめています。
『一億人の英文法』の構成と内容
『一億人の英文法』は大きく分けて6つのパートで構成されています。
PART1:英語文の骨格
英文の骨格をなす「基本文型」と、文型の主要要素になる「動詞」と「名詞」について学びます。
PART2:修飾
PART1で学んだ文の骨格を、詳しく説明する方法(修飾)について学びます。
「前から修飾すると限定」「後ろから修飾する説明」
この2つの基本ルールを軸に「形容詞」「副詞」「比較」「否定」「助動詞」「前置詞」「WH修飾」について解説されます。
PART3:自由な要素
「動詞のING形」「TO不定詞」「過去分詞形」を英会話で使いこなすための方法を学びます。
配置する場所によって、どのように意味が変わるのかが分かります。
ここでも使うのはPART2同様、「前から修飾すると限定」「後ろから修飾する説明」の基本ルールです。
PART4:配置転換
ここでは「疑問文」と「その他(倒置や感嘆文)」について学びます。
PART5:時表現
「現在」「過去」「未来」などの時制について学びます。
「時制」をはじめのページに持ってくる文法書が多いですが、本書はPART5で登場します。
英語を「配置のことば」とする、著者の大西泰斗さんのこだわりが感じられます。
PART6:文の流れ
「接続詞」を中心に学びます。
PART5までで短文の勉強が終了です。
PART6では、複数の文を組み合わせて「流れ」を作る学習をします。
一億人の英文法の使い方
『一億人の英文法』の使い方は2通りあります。
ひとつは、最初から通して読み通す。
もうひとつは、調べ物用として使う方法です。
『一億人の英文法』を読み通す
「1日●●ページずつ読む」など学習スケジュールを
決めてからスタートしたほうが良いです。
期間が長くなるほど、やる気が低下するので短期集中で1周させましょう。
目安は7日間~14日間です。
英語が得意な人なら7日間あれば、1冊を読み終えられます。
本の内容を丁寧にノートにまとめていると、時間がかかります。
まずは1周させることが先です!
「なるほど!」と思った部分に付箋をはり、どんどん読み進めましょう。
例文は暗記するの?
例文を無理に暗記しようとせず、音読してください。
テキストのポイントを意識しながら、例文を声に出して口になじませます。
復習するたびに音読をして、最終的には例文が暗記出来たという状態になればokです。
そのためには、「1億人の英文法」を少なくとも10周以上は読むことになると思います。
『一億人の英文法』を調べ物用に使う
『一億人の英文法』には他の英文法書のように索引がありません。
ある程度のことは目次から、書かれてあるページは推測できます。
ただ索引で探すほうが早いのは間違いありません。
出版社サイトから、索引をダウンロードできます。